一生のうちに絶対見たい!世界トップクラスのサーカス4選

サーカスは、その誕生以来、常にエンターテイメント業界において重要な要素となっています。老若男女を問わず、誰しもがトレードマークであるテントの中で繰り広げられるアーティストの演出、そのパフォーマンスのスペクタクルさに魅了されることでしょう。サーカスショーに関わる演者や制作者が真のマジシャンであることから、今ではパフォーマンスというより一種の「アート」として捉えられるようになっています。私たち鑑賞者は、彼らが見せる能力や才能、そして想像力にいつも驚かされて、感謝し、感動しているのです。

そこで今回は、世界トップクラスの人気サーカスショーの中から、素晴らしい公演を行い、観客を圧倒的に満足させているものを4つに絞ってご紹介します。才能あふれるアクロバット、愉快なピエロ、華麗な歌と踊り、経験豊かなジャグラーやマジシャンがたくさん登場しますので、ぜひ最後までご覧ください!

アメリカのサーカス

アメリカのカリフォルニアにあるサーカス・バルガスは、アメリカ国内ではよく知られた人気サーカスです。設立50年という長い歴史を誇っており、昔ながらのサーカスのエッセンスを受け継いでいます。また、サーカス業界の中でも最大規模のツアーを開催しており、クラシックな定番エンターテイメントプログラムとヴィンテージ感のある外観を観客に届けています。サーカス・バルガスが依然として営業を続ける目的は、サーカスの黄金時代を再び取り戻すことであり、それゆえ伝統をより重視しているそうです。

カナダのサーカス

日本でも名の知れたシルク・ドゥ・ソレイユは、カナダのケベック州に拠点を置く現代最大のサーカスの一つと考えられており、世界的に認められている壮大なサーカスです。シルク・ドゥ・ソレイユのプレゼンテーションは、豊かな才能、大胆さ、華麗さに満ちており、今日公演が行われているサーカスの中でもトップクラスのショーです。演者それぞれのキャラクターを生かしたドラマチックな手法や、訓練を強制させられた動物を使わないことも、現代サーカスのトレンドを決めるのに一役買ってきました。さらに、世界各地のあらゆるサーカススタイルが勢揃いしていることも、シルク・ドゥ・ソレイユの大きな特徴です。一度鑑賞しに行けば、信じられないようなシルクアクロバットや空中ブランコを見ることができるのは間違いありません。遡ること1990年代〜2000年代にかけて急成長をし始め、今日までに世界217カ国において1回〜19回までの公演数をこなしてきました。

フランスのサーカス

フランスが発祥のシルク・フェニックスでは、ジャグラー、アクロバット、空中ブランコ、ピエロなど、華麗でプロフェッショナルな団員による素晴らしいパフォーマンスをお届けしています。1977年に設立されて以来、世界的に有名なサーカススクールを卒業した数多くのサーカスパフォーマーを練習生として迎え入れています。シルク・フェニックスの公演に見事出演できたパフォーマーは、団を去った後も有名になるといわれているため、プロを目指すアーティストにとっての登竜門となっています。

ちなみに、2020年1月30日〜2月2日までは、ヨーロッパで最も権威のあるイベントの一つである「明日の世界サーカスフェスティバル(Festival Mondial du Cirque de Demain)」にて、サーカスリングがライトアップされる予定だそうです。シルク・フェニックスは、若い人からお年寄りまでが素晴らしい時間を過ごすことができるサーカスですので、家族みんなで行くのもオススメです。

オーストラリアのサーカス

世界中のありとあらゆるサーカスをすでに見たことがあると思っている方は、オーストラリアのメルボルンにあるサーカス・オズをぜひチェックしてみてください。1977年に設立されたサーカス・オズは、演劇スタイル、ロックンロール、風刺劇、そして真のオーストラリアンコメディを融合させており、少しひねりの効いたモダンなサーカスです。また、このサーカスはただ単に公演を行うだけでなく、人道的な活動にも積極的に参加しています。ひとつのサーカス団が社会正義の使命を果たしているというのは、少し驚きを受けるかもしれませんが、人を楽しませるだけでなく、人を助けることもできるサーカスはなかなか世界中を探してもいないのではないでしょうか。